FD/SD研修の一環で,ダイバーシティに関連する委員会企画による講演を行いました。
講演者として三重大学の谷口あや先生をお招きし,「発達障害のある学生への修学支援と合理的配慮:多様な他者との共存に向けて」というタイトルでトークしていただきました。
大学の教職員といえども,専門分野でもない分野は素人ですし,かつ,「発達障害」という概念は,正確な理解ではないステレオタイプを持ちがちなものでもあります。これは医学や心理学を専門としている人でさえも,発達障害の研究領域を専門としていなければ,やはり素人理論・ステレオタイプを持ちがちです。
さらに,現場の教職員が欲しい情報は,「具体的にどう対応すればいいの?」というものだと思います。実は,講演やセミナーで,「発達障害とは」といったことはよくなされますし,もちろん対応策や事例などにも言及されます。
しかし,大学教育場面に特化した具体的な示唆が得られることは,実はあまり多くありません。今回のご講演では,大学教育という場に特化した,教職員がリアルに感じている疑問点を,さまざまな具体例や事例とともに話してくださいました。その意味では,非常に身になるFD/SD研修だったと思います。
ご講演を聴いて,重要な点だと思われることは,「発達障害への対処というよりも,困りごとへの対処」で,それは実は発達障害と診断された人に特化したものではなく,修学支援においてジェネラルに考えていかなきゃいけないことだということです。
現実にはなかなか困難もありますが,今回の具体例や示唆を踏まえて実践できたらなと思います。
